ギターでポップスを作曲していく日記①構想からイントロまで。【DTM】

DTM・作曲あれこれ

こういうの記事を書く人って今まで何十曲も作ってきた人が書くもんだろうとは思うが、あえて3曲しか完成させていない身分で書いていこうかと思う。

主な理由はモチベーションが続かない為。人に制作工程を見られている方が自分を駆り立てやすいタイプなので、構想から完成までを日記にしていきたいと思う。

あらかじめ言っておくと、楽典と和声法が学習済みで、ポップスのコード進行についてある程度理解があってソルフェージュもある程度できる人にしか伝わらない内容だ。音楽初心者でも作れるようになるというHowToは書けない。

備忘録とモチベーション維持のために、勿体ぶらずに作曲している時の脳内を包み隠さず載せていこうかと思う。

作る前に

作る前に大事なことが3つある。自分への戒めとして書く。

  • 1. この曲は絶対に完成させるという決意をする
  • 2. 作りながら思っていたのと違うのが出来てきてもそのまま作り続ける
  • 3. 期間を決める

どういうことかと言えば、DAWを使って作曲するだけじゃなしに、歌ものを制作するならレコーディングとMix作業とマスタリング作業が待っているのだがこれがかなり大変だ。

何か作りたいし作ってみるか~で2~3日で作れるモンじゃない。DAWの操作に慣れはじめた自分が最速でも3か月ぐらいかかっている。それだけの情熱と時間を費やさないと作れないというのを念じておかないと、挫折が続いて自信もなくなってくる。

今現在もう1曲うちのヴォーカリストのレコーディング待ちの曲があるのだが、それはレコーディングまで置いておいて俺自身が歌う曲を作ろうとしているところだ。

今回の曲は5月までに仕上げる。3か月で絶対やります。もう一つの曲は5割は完成してるからそっちを優先的にやりつつ、疲れたらこっちも作る形で。

やりたいことを決める(=構想を練る)&参考曲を決める

構想を練るというと漠然としたイメージを持たれそうだが、今作り始めている曲でやりたいことはこんな感じだ。

  • 自分が歌うので歌いたい音域を使う(頻出するのはミドルhiF#まで、部分的にhiA~hiBをミドルとチェストを使い分けて盛り上がりを作りたい)
  • 冬の終わりの雰囲気の曲にする
  • 参考曲はindigo la Endの彼女の相談、TaNaBaTaのれてぃれてぃれてぃ
  • Cメロを3度・5度始まりのメロディにして音域は普通サビより低くする(=盛り上がる所で落ち着きを取り戻す感じ)
  • 転調はしない

大きく決めているのはこのあたりだ。この構想を実現できればまた作曲技術が上がりそうなので達成したい所。

そしてちょっとグレーゾーンな感じがする参考曲についてだが、これは作曲初心者が作っていく上では絶対に必要だと思う。プライドを捨てきれなくて俺は俺自身の完全オリジナルを作る!と意気込むと、だいたい挫折するか微妙な曲ができる。

例えば夕飯何食べたいかと聞かれたら食べたいものはすぐに出てこないが、和食がいいか洋食がいいかと聞かれたら和食に絞ったとしてそこから食べたいものが出てくるだろう。制作のきっかけに参考曲が重要だ。

ぶっちゃけて言えば制作を進めるごとにかなり参考曲に近い雰囲気が出てくる。ここをうまいことコードを変えたりメロディを変えたり楽器を変えたり、他の参考曲と組み合わせたりベースラインを変えたりと色々する訳だが、パクリと言われればそこまで。

ただポップスはあまり前衛的なメロディやコードを使うとポップスではなくなるので、作っていくと結果的にそのキーで似通った曲が無限に出てくる。4拍子でEメジャーで王道進行やjust the two of us進行なんかを使ってしまうとどう作っても何かに似た曲が出来てしまう。

そこをどうやってオリジナルだと言い張るか、言い張れる何かの要素を作れるかで自分の中で葛藤することになるだろう。ただ完成させることさえ出来ればなんやかんやでオリジナルにはなると思う。

イントロの土台を作る

俺の場合はその曲がその後どう展開するかは後で考えることとして、とりあえずギターを弾いて使いたいコードや挑戦したいことを組み合わせていく。そしてそれがイントロとして使えるかを吟味していく。

今回は冬の終わりがテーマなので、作りたいイメージと一番近かった参考曲を思い浮かべながらコードを弾いていく。クリーントーンでIVM7始まりでテンポはゆっくり目の120~132程度、付点4分のリズムで弾く。

音声が再生できない時は回線状態が安定する環境で閲覧するか翌日に閲覧してください。

DM7→E→C#m7(5thなし)→ハイポジションF#m7

おや、なんだかいい感じ。いつもギターのコードからしか作っていないので今回はベースから作ろうかと思って実は先にコードを決めてからベースラインを作ったが、そこから曲のイメージが浮かび上がらなかった。今の技術ではギターのコードから曲を作り始めるしか出来なさそうだ。

そしてメロディを付ける。ちょっと音域が高すぎるような気もするが、これより下でイントロメロディを作ると参考曲と音域が近すぎてクリソツになってしまうので高くせざるを得なかった。

なんか、back numberの高嶺の花子さんっぽくないか・・・?と一瞬脳裏をよぎったが考えるのをやめた。そっちは意識してないので・・・本当だから。

ここは歌は関係ないのでバッキングのギターの音域と被らない音域でメロディを考えた。バッキングが頭拍の時はメロディは裏から入る方がいいと思ってる。もちろんメロディも頭から入ってもいい時もあるが、若干音頭感が出るためだ。

ギターでのメロディの考え方は基本はペンタトニックとダイアトニックを適当に弾きながら良い響きがするメロディを選んでいく感じ。2小節目4拍目に♭3rdを使ったがこれもバッキングとの兼ね合いで♭にしても違和感がなかったので使った。

カッコよくしたければとりあえず3rdを♭にするというのは安易すぎるのでよく考えて使わないといけないなとは思っている。ただしこの♭3rdを適切に使えれば気持ちの沈みや気だるさを表現するヒントになると思っている。もしくはブルーノートよろしくブルージーな雰囲気を醸せる。

 そしてベースを付ける。IVM7→V→IIIm→VImで作り始めたいとは思っていたのでベースはすぐに録れた。8分の裏から入ったり表から入って空白を作って曲全体の圧力を上げすぎないようにする。

ベースはバッキングと完全に同じリズムにするとアンサンブル感が薄くなる。外声と内声の考え方で言えばベースは外声でバッキングは内声だ。となるとメロディと反行した動きをした方が音楽的に広がりが出る。これはクラシックでもポップスでも同じことだなと思う。コード進行を考えてベースを付けた後にメロディを入れるとベースに乗っかる形のメロディになり若干窮屈な状態で作ることになるのでメロディはできるだけ先に作った方がいいなと改めて思った。最初のころはバッキングとベースを入れてから最後にメロディを入れていたので。

こう伴奏部隊に音数が少ないとベースにおかずを入れないと曲がさみしくなるので入れるが、手癖でおかずを入れるとやはり微妙なアンサンブルに聴こえる。頭を使って外声との兼ね合い、内声とのリズムの掛け合いを意識してアンサンブルを作らないと浅い曲になる。

ドラムが入れられていないが、全体の土台が出来るまではいつも入れていないので今回もまだ入れない。本当はこの段階で仮ドラムを入れた方がいいんだろうが、打ち込みドラムを入れる作業が本当にめんどくさくて苦痛なのでモチベーション維持のためにまだ入れない。最終的に入れる時はやかましくない程度の8ビートを入れようかとは思っている。

これでとりあえずイントロの土台は完成とした。

今回はここまで。Aメロの土台も既に完成しているが書き飽きたのでまた明日。

 さてちょっと怖いが参考曲の「彼女の相談」を聴いてみることにしよう。

できるだけ寄りすぎないようには頑張っているのだが、どうだろうか・・・?

作り始めてからはできるだけ聴かないようにしているのだが(どんどん寄って行ってしまうため)、どれだけ似てきているかを感じて欲しいので掲載しておく。

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