時は2023年1月、年明け初の沖磯に行った。
渡船は川口渡船様を利用させて頂いた。ネットで釣行記事はあるものの公式ホームページがリンク切れしていて、予約や乗船時間や料金などの情報は全て電話でのやり取りとなる。
インターネットで育ったアラサーには電話予約オンリーというのは若干ハードルが高いが、それ以上にこの激渋の1月でも青物が釣れているという情報があったのでそのワクワクを糧になんとか電話予約し、釣行に至った。
冬は天候が荒れがちなので、できれば予約する前にWindyやYahoo天気などで風向・風速・うねりの高さ・天気をある程度確認しておくことをおすすめする。よく分からなければ早めに予約して前日に船が出るかどうか確認しよう。
そして川口渡船様は非常に親切で、何の釣りをするのか事前に聞いてくれる。ルアーをするのかフカセ釣りをするのか底物釣りをするのか等。当日の海況を見てこの人はこの磯にするとか決めてくれるのだ。初心者には物凄く助かる。釣れるかどうかは本人の腕次第だが。
ホームぺージはリンクが切れているが釣果はインスタグラムで結構頻繁に更新されており、釣れそうな気分にさせてくれる。ただ当然だが釣れるかどうかは本人と時の運次第だ。釣り堀ではないので。
あと磯に行く人間ならば当然の事だが、磯は足場が非常に悪いのでフェルトスパイクやスパイクシューズなどの磯靴が必須だ。本当にこんなところで魚釣りなんかするのか?と不安になるようなツルツルで斜めになっている上に水面までかなり高さがあるような恐怖の釣り座もある。沼島も例外ではない。
不安なら事前に足場が良いところに行きたいと言っておくのが吉。そこで魚が釣れるのかは謎ではあるが・・・
アクセス
電話すれば乗船場所などは詳しく教えてくれるが、2023年1月現在の情報を記載しておく。
駐車場は土生港(はぶこう)のコインパーキングを利用することになる。1日500円。
渡船料金は現在6000円。命を預けるのに6000円なんて安いもんだ。磯は危ないから。
そこから歩いて船着き場に移動することになるが、荷物が多い時は迎えに来てくれるようだ。
電話した時は迎えに来てくれると聞いてたものの、自分はそんなに荷物ないしそのまま船着きに行っちゃえ~という感じで行って、船が来たらすぐ乗り込んだ。
乗船人数がマックスになると点呼が始まり、全員居たらそのまま出発したのでよほどの事がない限りはそのまま行った方が良いと思う。
ちなみにこの日は6時30分出船で6時25分ごろに船が来た。
いざ磯へ
この日は予報では北風が6~7mほど、うねりは朝0.5mの6s間隔の予報だった。白波は立つが潮を被るほどのうねりではない予報。実際の海況は少し荒れている程度でそれなりに安全な磯に立たせて貰えた。
2か月ぶりの沖磯にやたらとテンション上がりつつも、7時ごろに釣り開始。おろしたてのリールと買ったばかりのポッパーを投げて、ああこんな感じかとロングジャークを練習していると、2投目の1ジャーク目でいきなりヒット!
43cmほどのツバス(ブリの幼魚)
ハードルアーで魚釣れたことがなかったしまずポッパーも使うのが初だったのだが、トップでいきなりググっと喰ってきてくれた。
ロックショア用に誂えたPE3号にリーダー50lbなのでそのまま抜き上げた。タモもあったがタモ入れにまごついてバラすよりは思い切って抜き上げた方がいい場面もあるなと思った。
磯でルアーオンリーで釣りするのは初だったが、こんなあっさり青物が来るともう中毒になるのは目に見えて明らかだ・・・かなり嬉しい1匹だった。
1日まったりやるつもりだったので締めて血抜きして落ち着いてからポッパーを投げたりダイペンを投げたりジグを投げたりシンペンを投げたりミノーを通したりと色々したが、残念ながらこの日のアタリはこの1匹だけだった。
あえて欲を言えば、今回の釣り座は若干奥まっていて、初ヒットしたのも遠投先だったので一番沖合にあるグンカンという磯が本命ポイントだったんだろうと思う。(写真一番右)
しかし10時ぐらいからグンカン磯全体を覆うほどの大波を被り始めたのでこの日はそもそも乗れなかったのだと思われる。うねり0.6m以上では絶対乗れなさそうだ。
ショアジギングはとにかく1日やり続けることが重要だと思っているので朝のこの1匹だけでも充分な成果だったと言える。ショアジギングやプラッギングは釣れなくてもストイックに投げ続けないと絶対に釣れないと思う。
やはりどこの磯もヒラマサやブリは3月に入ってからなので、次ルアーオンリーで磯に行く時はその時期を狙いたい。トップ系のプラグで大型青物を釣るロマンは遠洋か磯でしか味わえない。
ボウズじゃなくて本当に良かった釣行だった。(沼島でショアジギをしてボウズだったという記事が結構ネットには多い)